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お経について

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 仏事などにおいてお坊さんに読んでいただくお経ですが、ありがたいものとわかってはいるものの、その意味を知って聞いている人がどれだけいるでしょう。
言葉そのものの認知度は高いのに以外に知られていないお経について調べてみました。


お経の成り立ちと意味

 お経を簡単に説明すると、仏教の祖であるお釈迦さまの言葉を文字に表わしたものです。
といってもお釈迦さま自らが書き記したものではなく、お釈迦さまが亡くなって100年以上の年月が過ぎてから弟子たちによって口伝えに残されてきた教えを「経典」としてまとめたのです。
もともとの経典はインドの言葉で記されていましたが、中国の僧によって漢字に翻訳されました。
日本で読まれるお経が漢字で書かれたものが多いのは、中国で翻訳されたものがそのまま伝えられたからなのです。
さて、お経を構成している内容ですが、始まりには必ず「如是我聞(にょぜがもん)」と書かれており、「私は次のように聞きました」という意味なのだそうです。
次に教えが説かれた場所、教えを聞いた人の数、会話の内容、締めが「信授奉行(しんじゅぶぎょう)」で終わります。
意味は「私はこの教えを信じ受け取り実行します」という意味を持ちます。


お経の種類

 ひとくくりに「お経」とはいいますが、その内容から3つに分類されます。
まずはお釈迦さまの教えをまとめた「経」、戒律に関する内容の「律」、経と律に関する解説や研究論文である「論」の3種類です。
そして、それぞれ経蔵・律蔵・論蔵と表現することからこの3つに精通した僧のことを「三蔵法師」といいます。
ちなみに西遊記のお話に登場する三蔵法師は玄奘(げんじょう)三蔵法師といいます。
他にもお経を分類すると小乗経典、大乗経典、密教経典と大きく3つに分けられます。
小乗経典はお釈迦さまが弟子に直接説いた教えで、涅槃経、阿含経などがあります。
大乗経典は在家信者に向けた内容で、般若心経、華厳経、法華経などがあります。
密教経典は神秘的な傾向を持っており、大日経、金剛頂経などがあります。


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