法輪寺
中興開基 豊臣秀吉公指名寺「湯沢山茶くれん寺」
法輪寺は、飾磨西国三十三番札所のうちで第七番にあたります。参道の脇には、道標が残っており、「ありがたや 流れも清き荒川の 恵もふかき法の輪の寺」と詠歌が刻まれています。
法輪寺:DATA | |
所在地 | 〒670-0983 兵庫県姫路市井ノ口82 |
TEL | 079-293-5941 |
FAX | - |
URL | |
施設内容 | お寺、寺院 |
営業時間など | 毎日 09:00~17:00 年中無休 |
駐車場 | 15台 駐車料金 無料 |
アクセス | (最寄駅) ○JR山陽本線・姫路駅 (バス) ○県商行 農協前停留所・徒歩3分 ○大津行 西町坪停留所・徒歩5分 (その他) 姫路駅前タクシー10分、荒川小学校北隣 |
お役立ち情報 |
法輪寺の地図
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■豊臣秀吉ゆかりの湯たくさん茶くれん寺
法輪寺では、秀吉公がお立ち寄りになったら好物の茶を差し上げようと寺僧や庄屋近隣の人々が揃って、鑵子〈かんす(茶釜)〉にぐらぐらとお茶を沸〈わ〉かして他の者が手をつけないようにして、秀吉公の一行をお待ちしていました。
そこへ、平侍の風体でわずかの従者を従えた秀吉公が庭先に現れ、鑵子をみて、「うまい茶が飲みたいのう」とおっしゃいました。すると庄屋が進み出て、「あいにくではございますが、このお茶は、もし秀吉公がここにお立ち寄りくだされば差し上げようと用意しております、大切なお茶でございます。あなたさまには差し上げられません。こちらのお白湯〈さゆ〉をどうぞ召し上がれ」と大釜にいっぱい沸かしていた白湯を差し上げようとしました。すると秀吉公は大いに笑って「いやいやその秀吉がわしじゃ」とおっしゃったので一同はびっくり仰天。「さてはさようでございましたか」と、さっそく用意していたお茶を差し上げました。秀吉公はお茶の接待に応じながら談笑なさって、ご自分が見まちがわれたことに興を覚えられた様子でした。そこで、「湯たくさん茶くれん寺」(白湯がたくさんあって茶をくれなかった寺)と愛称をつけられ法輪寺を後にされました。
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